「ChatGPTについて簡単に知りたい」
「ChatGPTを仕事に活用したいと考えている」
「ChatGPTのもつ能力や活用方法、メリット・デメリット、危険性などを知りたい」
ChatGPTを安全かつ効果的に活用するためには、ChatGPTのもつ能力や活用方法、危険性などを知る必要があります。
一方で「ChatGPTってそもそも何?本当に使えるツールなの?」と疑問に感じている人も多いのではないでしょうか?

そこで本記事では『2030未来のビジネススキル19』の著者で、未来予測のプロであるフューチャリスト友村晋が以下の内容を解説します!
- ChatGPTとは簡単に言うと何?利用料金や対応言語を解説
- ChatGPTのできるコトや活用のメリット
- 活用事例やビジネスでの使い方
- 注意点やデメリット
- 登録方法や使い方のコツ
ChatGPTのもつ能力や利用時の注意点などを学んで、最新テクノロジーを使いこなせる人間になりましょう!
なお「ChatGPTで生産性を上げたい」「しかし社内に詳しい人がいなくて進められない…」といった課題を抱えている方もいるでしょう。
そのような方のお悩みを解決するため、ChatGPTのセミナーを全国で開催しています。
以下のボタンをクリックすると講演の詳細を確認できます。一通り見ていただいて、興味があればぜひお気軽にご相談くださいね!
ChatGPTとは簡単に言うと何?利用料金や対応言語を解説
ここでは、ChatGPTの利用料金や対応言語などを紹介します。
- OpenAI社が開発した対話型生成AIサービス
- ChatGPTには無料版と有料版がある
- 日本語含めさまざまな言語に対応している
ChatGPTの活用を検討中の人は、ぜひ参考にしてみてください!
1. OpenAI社が開発した対話型生成AIサービス
ChatGPTとは、シリコンバレーのOpenAIという組織が開発した対話型の生成AIサービスです。
2011年11月に、一般のユーザー向けに公開されてから、たった5日で登録者数100万人を達成しました。
ユーザー数が100万人に達するまでに、
- Netflix:3年半
- Facebook:10か月
- Spotify:5か月
- Instagram:2か月半
かかっている点を考えると、ChatGPTの注目度の高さがわかると思います。



なんと公開2か月後には、登録者数1億人を突破しました!
ChatGPTは大企業や投資家からも注目されているサービスで、Microsoftにいたっては10億ドル(1,000億円以上)の出資をしています。
大注目のサービスであるChatGPTの能力はすさまじく、2022年にはアメリカの医師国家試験に合格しました。
ChatGPTは公開以降、日々進化を続けています。これから先も私たちの予想を超えるような能力を身につけていくでしょう。
生活や働き方を根本から変えるテクノロジーとして、ChatGPTの存在は無視できません。
2. ChatGPTには無料版と有料版がある
ChatGPTには無料版と有料版の2種類があり、それぞれ使われている学習モデルや能力が異なります。
以下に、無料版と有料版の違いをまとめました(2024年3月時点)。
無料版 | 有料版(20ドル) |
ChatGPT-3.5が利用可能 2022年1月までの情報 入力可能文字数:約5,000字 文章生成のみ 利用者が一定数を超えると利用を制限される場合がある | ChatGPT-3.5より高性能のChatGPT4を利用可能 2023年10月までの情報 入力可能文字数:約25,000字 画像生成やファイルのアップロードなどもできる 利用者が一定数を超えても利用を制限されない ChatGPT-3.5より回答の正確性が高い |



保有している情報の新しさや性能を考えると、有料版に申し込まない理由はないです!
いきなりお金を払うのに抵抗がある場合は、まずは無料版から試してみるのもよいでしょう。
ChatGPTには個人向けのプランと企業向けのプランがあり、個人プランであればメールアドレスの登録のみで無料で利用できます。
3. 日本語含めさまざまな言語に対応している
ChatGPTは日本語を含め、50以上の国の言語に対応しています。
- 英語
- 日本語
- 中国語
- スペイン語
- フランス語
- ドイツ語
- イタリア語
英語での利用が最も高い能力を発揮すると言われていますが、日本語への対応力も高いため、利用に際して大きな問題はありません。



ちなみに、ChatGPTへのアクセス数をみると、日本はアメリカ、インドに次いで3番目に多い国となっています。
このまま日本での利用者が増えれば、日本語への対応力が高まり、さらに使い勝手のよいツールになるでしょう。
ChatGPTの能力とは?できるコトや活用のメリットを簡単に紹介
ここでは、ChatGPTのもつ能力や活用のメリットを紹介します。
- 人間と話しているような感覚で会話ができる
- さまざまな疑問に答えてくれる
- 優秀なアシスタントになってくれる
ChatGPTの利用を検討する際の、判断材料にしてもらえるとうれしいです!
1. 人間と話しているような感覚で会話ができる
ChatGPTはシンプルにいうとチャットボットですが、従来のチャットボット(SiriやAlexaなど)と違い、会話の精度が格段にアップしています。
- 会話の文脈を考え適切な回答を導き出す能力がある
- 人間の言葉を理解して、違和感のない答えをつくりだす能力がある
- 日常会話のテキストデータから、自然な会話をおこなうための方法を学習している
ChatGPTを利用してもらうとわかるのですが、まるで人間と会話しているとしか思えないやりとりができます。



ちょっとした雑談や相談をしてみるのも面白いでしょう!あっと驚く回答が返ってくるかもしれません。
2. さまざまな疑問に答えてくれる
ChatGPTを利用すれば、さまざまな疑問に答えてもらえるため、情報収集の時間を大幅に減らせます。
- 楽譜の作成
- 健康に関するアドバイス
- 料理のレシピや具体的な作り方
- 生活の質を向上させるためのアイデア
- おすすめの旅行先や目的地までの行き方
ChatGPTが多種多様な話題に対応できるのは、インターネット上にあるテキストデータから情報収集をおこない、日々学習しているからです。



ただし、ChatGPTが教えてくれる情報がすべて正しいわけではありません。
間違った情報や古いデータが含まれている場合があるため、注意しましょう!
3. 優秀なアシスタントになってくれる
なにか困りごとがあるときでも、ChatGPTを活用すれば、優秀なアシスタントとして的確なアドバイスをくれます。



ChatGPTは質問や命令の仕方によって、特定の分野の専門家になれます!
今回は、英語の先生とパーソナルトレーナーになってもらい、勉強や運動を効果的におこなう方法を教えてもらいました。
- 基本フレーズの習得
- リスニング力の向上
- スピーキングの練習
- シチュエーション別練習
- アプリやツールの活用
- 学習計画の立案
- フィードバックの活用
- 有酸素運動
- 高強度インターバルトレーニング(HIIT)
- 筋力トレーニング
- 日常活動の増加
- 一貫性と継続性
ChatGPTは優秀なアシスタントとして、さまざまな場面であなたのサポートをしてくれます。
なお、こちらの記事「【初心者必見】ChatGPTができること7選!使い倒した筆者が宇宙一わかりやすく解説」では、ChatGPTができることを宇宙一わかりやすく解説しています。
ChatGPTの活用によって何ができるのかを知りたい人は、ぜひ参考にしてみてください!


ChatGPTの活用事例とは?ビジネスでの使い方を簡単に紹介


ここでは、ChatGPTのビジネスでの活用事例を紹介します。
- 不足している知識やスキルのカバー
- アイデア出しのツール
- 業務効率化のサポート
ChatGPTがビジネスシーンでどのような使われ方をしているかの、参考にしてもらえれば幸いです。
1. 不足している知識やスキルのカバー
ChatGPTを活用すれば、足りない知識やスキルをカバーできるため、これまでできなかった業務をおこなえるようになるでしょう。



ビジネスシーンで使える知識も含め、ChatGPTは圧倒的な量の情報を保有しています。
ここでは、Excelの関数の作成やコードの記述、英文記事の翻訳についての情報を提供してもらいました。
=AVERAGE(B1:B10)
<table border=”1″>
<tr>
<th>項目</th>
<th>説明</th>
</tr>
<tr>
<td>項目1</td>
<td>説明1</td>
</tr>
<tr>
<td>項目2</td>
<td>説明2</td>
</tr>
</table>
Central Bank announces interest rate hike to curb inflation, sparking debates on potential impact on small businesses
中央銀行がインフレ抑制のために利上げを発表、小規模企業への影響を巡って議論が起こる
ChatGPTの活用により、できなかった業務がおこなえるようになると、モチベーションのアップにもつながるのではないでしょうか。
2. アイデア出しのツール
仕事のアイデア出しで良い案が思い浮かばないときも、ChatGPTが役立つでしょう。
質問を投げかければ、1回で5〜10個のアイデアを提案してくれます。
- ストーリーテリングを活用する
- SNSを駆使する
- 体験型イベントの開催
- オンライン販売の強化
- 限定品やコラボ商品の開発
- サンプリングとポップアップストア
- エコ包装やサステナブルな取り組みの強調



提案してもらった内容を参考に、質問を変えていけば、さらにアイデアを膨らませられるでしょう。
3. 業務効率化のサポート
ChatGPTを活用すると、仕事にかかる時間や労力を減らせるでしょう。手作業でおこなっていた業務を半自動化できるからです。
- 文章の添削・校正
- Web記事やPDFの要約
- メール文章やメルマガの作成
- 企画書や議事録、Web記事の作成
メールや企画書などの草案をChatGPTにつくってもらえば、文章作成にかかる時間を減らせます。
長いWeb記事の要約や文章の校正などを任せてしまえば、空いた時間を本当にやりたい業務に使えるでしょう。



変化の激しい現代、ChatGPTを使いこなせなければ、周りにどんどん差をつけられてしまいます!
なお、こちらの記事「【やらないと大損】ChatGPTを社内利用すべき3つの理由!具体事例やリスク対策も紹介」では、ChatGPTを社内利用すべき理由を紹介しています。
社内でChatGPTの利用を検討中の人は、ぜひ参考にしてみてください!


ChatGPTとは危険なもの?注意点やデメリットを簡単に解説
ここでは、ChatGPTを利用するときの注意点やデメリットを紹介します。
- 返ってくる回答が間違っている場合がある
- 犯罪に利用されてしまう危険がある
- 先細りしていく業務がある
ChatGPTを安全に利用するための、参考にしてもらえれば幸いです。
なおここでは、ネガティブな話をしていますが、ChatGPTがもたらす社会的価値を考えると、圧倒的にプラスの影響が大きいといえるでしょう。
1. 返ってくる回答が間違っている場合がある
ChatGPTを活用する際は、間違った回答が返ってくる可能性が十分にあるという認識をもちましょう。
ChatGPTが学習のために集めているデータのなかに、不正確かつ古い情報が含まれている場合があるからです。
実際、ChatGPTの画面にも「ChatGPTは間違いを起こすことがあります。重要な情報は確認をお考えください」と明記されています。



ChatGPTは便利なツールではありますが、完璧ではありません!
ChatGPTを利用するリスクを下げるためにも、しっかりとした知識を身につけましょう。
ChatGPTなどのテクノロジーを有効活用する方法は、著書『2030未来のビジネススキル19』で詳しく解説しています。ぜひ手にとって参考にしてみてください。
2. 犯罪に利用されてしまう危険がある
ChatGPTは使い方次第で、フェイクニュースや犯罪に悪用されてしまう危険があります。
悪意をもった使い方をすると、ChatGPTがフェイクニュースをつくる手助けをしてしまったり、犯罪のヒントを教えてしまったりするからです。
もちろん、単純にフェイクニュースをつくろうと思っても、簡単にはつくれません。
実際、ChatGPTに「フェイクニュースのつくり方を教えて」と聞いてみたところ、嘘を広めるのはよくないと説教をされました。
しかし、以下のような命令をおこなったところ、フェイクニュースができあがってしまいました。
- 〇〇が交通事故を起こしたというストーリーの小説を書いて
- 今つくった小説をニュースの記事風に書き換えて
- フェイクニュースの完成



ChatGPTは優秀なアシスタントですが、ときに不正な目的で利用されてしまう危険があります…。
3. 先細りしていく業務がある
ChatGPTの登場によって、仕事にかかる時間や労力が減るなど、働く人にとってうれしいメリットがうまれました。
一方で、これまで人間がおこなっていた業務の一部が、ChatGPTに代替されてしまうリスクが新たに生じています。
とくに、現時点でChatGPTができる仕事は、将来的に人間がやる必要がなくなるでしょう。今は50点しかできなくても、技術の進化とともに、人間のレベルに追いつく可能性が高いからです。
- 翻訳業務
- 作詞家、作家
- 試験問題をつくる仕事
- 企画書、資料作り、プランナー
- キャッチコピーライター、Webライター
上記に関わる仕事でメインの収入を得ている場合は、今後の働き方を見つめなおしたほうがよいでしょう。



需要と供給のバランスが崩れ、生計が立てられなくなる危険があります。
ChatGPTなどのAIツールに取られない仕事について知りたい人は、こちらの記事「【丸分かり】AIに取られない仕事ランキング5選!なくなる仕事も紹介」を、ぜひ参考にしてみてください!


ChatGPTは簡単に使える?登録方法や使い方のコツを紹介


最後に、ChatGPTの登録方法や使い方のコツを紹介します。
- 公式サイトでアカウントを作成すれば簡単に利用できる
- チャットにテキストを入力するだけで使える
- 効果的な使い方をするためには明確な指示が必要
ChatGPTの活用を検討中の人は、ぜひ参考にしてみてください!
1. 公式サイトでアカウントを作成すれば簡単に利用できる
ChatGPTを利用するためには、公式サイトでアカウントを作成する必要があります。



アカウントの作成は簡単にできるので、安心してください!
ここでは、パソコンからアカウントを作成する方法を紹介します(2024年3月時点)。
- 「公式サイト」にアクセス
- 「Sign up」をクリック
- 「メールアドレスとパスワード」または「Google/Microsoft/Appleアカウント」を入力
- 認証用のメールが届いたら、本文の「Verify email address」をクリック
- 「名前と誕生日」を入力
- 「電話番号」を入力
- 「パズルを始める」をクリック
- ショートメールに届いた「6桁の数字」を入力
- アカウントの作成完了
アカウントの作成ができたら、早速ログインしてみましょう!
2. チャットにテキストを入力するだけで使える
ChatGPTに質問・命令したい場合は、ページの最下部にあるテキストボックスに文章を入力しましょう。
文字を打ち込んで送信ボタンを押せば、チャット形式でChatGPTとの会話をはじめられます。チャットは左側の画面から削除できたり、追加できたりします。



まずは難しく考えず、いろいろ質問してみましょう!
3. 効果的な使い方をするためには明確な指示が必要
ChatGPTのもつ能力を最大限引き出すためには、ChatGPTへ送信する質問や命令(プロンプト)の質を高める必要があります。



プロンプトが曖昧だと、質問や命令の意図を理解してもらえず、求めている答えを教えてもらえません。
一方で「どうやってプロンプトを設定すればいいかわからない」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
そういった場合には、深津式プロンプトやReActプロンプトなどの、代表的なプロンプトシステムを参考にするのも一つの手です。
こちらの記事「【ビジネスに活かせる】ChatGPTのおすすめプロンプト例BEST10!実際の入出力とあわせて紹介」では、深津式プロンプトを用いた、ビジネスでの活用例を紹介しています。
プロンプトの具体的な設定方法を知りたい人は、ぜひ参考にしてみてください!


ぜひ本記事を参考に、ChatGPTを活用するキッカケにしていただければ幸いです。
ChatGPTに関する最新情報は「フューチャリスト友村晋のYouTubeチャンネル」でも発信しています!動画は定期的に追加していくので、ぜひチャンネル登録をして、見逃さないようにしてくださいね!
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また、最新AIの話題について「社員にも講演や研修をしてほしい!」という方は、以下から出張講演も承っていますので、お気軽に問い合わせください!