「DX化を進めたいけど、具体的な戦略や手順がわからない」
「DX化を進めるための支援が欲しい」
「DX化の支援を受けるメリットや注意点を知りたい」
DX化を成功させるためには、DXに詳しい専門家からの支援を受けるのも一つの手段です。
一方で「どのDX支援サービスを選んだらいいかわからない」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では『2030未来のビジネススキル19』の著者で、未来予測のプロであるフューチャリスト友村晋が以下の内容を解説します!
- DX支援サービス導入で得られる3つの利点
- DX支援サービスを導入するときの注意点3選
- DX支援サービスを選ぶときのポイント3選
- DX支援の導入に活用できる補助金3選
自社に合ったDX支援サービスの選び方を知って、なるべく早くDX化を進めていきましょう!
ただし、支援会社にすべてを丸投げするのはNGです。依頼前にDXに対する理解を深め、本当に必要なサービスやサポートを選べる知識を身につけましょう。
僕もこれまでのコンサル経験をもとに、DX推進をスムーズに進めるためのセミナーを開催しています。
ぜひ以下のボタンから詳細を確認してみてくださいね!
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企業のDX化は必須!支援サービスを活用すれば進め方を教えてもらえる
「10年後に今の事業1本でやっていけるのかな?」といった不安を抱えていませんか。そう感じているなら、迷わずDX化を進めたほうがよいでしょう。
なぜなら、これからの1年は、過去10年間に匹敵するスピードで変化していくからです。



「これまで10年大丈夫だったから、今後10年も安心だろう」という考えは、現代には通用しません。
10年後にも生き残るためには、DXの導入をおこない、新規ビジネスを量産する必要があります。
一方で「DX化の進め方がわからない」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
そういった場合は、DX支援サービスを活用するのも一つの手です。DXの導入をサポートしてくれるもので、2種類のサービスがあります。
以下で詳しく解説しますね。
1. デジタル技術導入のサポートをおこなってくれるサービス
DX化の手段に必要となる、ITツールやシステムなどのデジタル技術の導入を支援してくれます。
- データ分析や可視化ができるAIシステムの導入
- DX化に必要な各種システムの開発や導入、運用支援
- さまざまなモノをインターネットに接続できるIoTデバイスの導入
- インターネットを通して必要なサービスを活用できるクラウドの導入
デジタル技術の知識をもつ社員がいない場合でも、専門家からのサポートを受けられるため、スムーズにDX化を進められるでしょう。
ただし、導入したツールをDX推進につなげていける人材がいなければ、宝の持ち腐れになってしまう点に注意が必要です。
2. 戦略立案や人材育成などをサポートしてくれるサービス
DX化の成功に必須となる、組織文化・体制の作り替えやDX戦略の立案・実行など、デジタル時代に適応した企業にするための支援をおこなってくれます。
- 社内教育
- DX人材の育成
- 業務内容の見直し
- 新規ビジネスの立ち上げ
DXをどのように進めればいいかわからない場合でも、ゼロからサポートを受けられるため、途中で挫折せずにDX化を進められるでしょう。
DX支援サービス導入で得られる3つの利点


DX支援サービス導入で得られる利点は、以下の3つです。
- DX化をスムーズに進められる
- DX化に失敗する確率を下げられる
- 新たなビジネスを生み出す手助けになる
支援会社への依頼を迷っている人の、参考になれば幸いです。
1. DX化をスムーズに進められる
DX支援サービスを導入すると「DX化を進めたいけど社内に知見がなく、なにから始めたらいいかわからない」という悩みを解決できるでしょう。



高い専門性と豊富なノウハウをもった専門家からのサポートを受けられます!
実際、DX化のプロからの支援を受ければ、
- 最新技術の活用方法
- 問題が発生したときの対処法
などを教えてもらえるため、DX化がはじめてであっても足踏みせずに進められるでしょう。
誤った方向に進んでしまうリスクや、必要のないツール・システムを導入してしまう危険も防げます。デジタル化に不慣れな企業にとっては、有益なサービスといえるでしょう。
2. DX化に失敗する確率を下げられる
DX支援サービスを活用すると、DX化の成功確率を大幅に高められるでしょう。



社員一丸となって、DX化を進めるための環境をつくれるからです。
事実、DXを成功させるためには、最新技術を導入するだけでなく、社員をDX化の流れに巻き込む作業が欠かせません。
DX支援サービスを活用すれば、実行可能で現実的な計画をたてられるため、社員に「これならできるかもしれない」と思ってもらいやすくなります。
加えて、DX人材を育成するための教育や研修もおこなってもらえるため、最新技術に苦手意識をもった人でもDXに参加できるようになります。
このようにDX支援サービスの導入は、DX化の失敗を防ぐための一つの手段になるでしょう。
3. 新たなビジネスを生み出す手助けになる
新規ビジネスを立ち上げる環境を整えるうえでも、DX支援サービスの活用は大いに役立つでしょう。
数字という確かな情報に基づいた分析が可能になり、利益の生まれる新規事業を次々と立ち上げられる体質をつくれるようになるからです。
実際、DX支援サービスを導入すると、
- お客さんが求めているものを特定できる
- 好んで購入している商品・サービスがわかる
- これまで見逃していた新規のお客さんを発見できる
など成功率の高いビジネスを立ち上げるための、有益なデータを得られるようになります。



大事なことなので何度も繰り返しますが、DX化を成功させるためには、自己学習をおこない、自分たちから理解を深める努力も欠かせません!
私が開催しているDXセミナーでは、DX化に失敗しないための基礎知識やノウハウをお伝えしています。出張講演も承っていますので、お気軽に問い合わせください!
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DX支援サービスを導入するときの注意点3選
DX支援サービスを導入するときの注意点は、以下の3つです。
- 社員からの理解を得る
- 導入するツールやシステムが本当に必要かよく考える
- ツールやシステムを使いこなせるように支援する
DX支援サービスの導入を検討中の人は、ぜひ参考にしてみてください!
1. 社員からの理解を得る
DX支援サービスの導入は、社員全員からの理解を得てからおこないましょう。
なんの話し合いもしないままDX化を進めると、抵抗勢力(変化を嫌う人や危機感がない人など)からの妨害にあい、途中で頓挫してしまうおそれがあります。
DX化をスムーズに進めるためにも、会議をおこない、認識のすり合わせをおこないましょう。
ミーティングでは「なぜDXに取り組まなければいけないのか」を明確に定義し、社員全員の共通認識として理解してもらう必要があります。



抵抗勢力を含め、社員全員をDX色にそめられれば、DX化の成功に一歩近づけるでしょう。
2. 導入するツールやシステムが本当に必要かよく考える
ツールやシステムを導入するときは、すべてを業者に任せるのではなく、本当に必要なものなのかを社内で話し合いましょう。
不必要なデジタル技術を取り入れてしまうと、お金や時間などの貴重な資源をムダにしてしまいます。
意見交換をおこなう際は、実際の事例を使うとよいでしょう。競合他社が、どのようなデジタルツールを使ってDX化を進めたのかがよくわかります。
なお、ツールやシステムの導入に、必ずしもお金をかける必要はありません。自分たちがやろうとしているビジネスに対して、最適なデジタル技術を導入するようにしましょう。



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3. ツールやシステムを使いこなせるように支援する
新しいツールやシステムが導入されたら、それらを使いこなせるようなサポートを積極的に実施しましょう。
適切な教育をおこなわないと、せっかく導入したデジタル技術が有効活用されず、お金と時間をムダにしてしまいます。
以下に、ツールやシステムの使い方を覚えてもらう方法をまとめました。社員教育をおこなう際の参考にしてみてください。
- デジタル技術の概要や主要機能の説明をおこなう
- ログイン方法や日常業務における基本的な使用方法の説明をする
- 実践的な学習の場や個別相談ができる機会を設ける
- 操作方法がわかるマニュアルや動画を作成する
しっかりとした教育をおこなえば、デジタルツールへの抵抗感が減り、次に新しい技術を導入したときにも受け入れてもらいやすくなるでしょう。



ITを使って楽して儲ける体質をつくるためには、デジタルツールの活用が欠かせません。
DX支援サービスを選ぶときのポイント3選


DX支援サービスを選ぶときのポイントは、以下の3つです。
- サポート内容をしっかりと確認する
- DX化の成功実績がある会社を選ぶ
- トラブル時のサポート体制・内容を確認する
DX支援サービスを導入する際の、参考にしてもらえれば幸いです。
1. サポート内容をしっかりと確認する
DX支援サービスを選ぶときは、必要な機能や支援内容が含まれているかを確認しましょう。



求めているサポートを提供してくれる会社と契約できれば、DX化の成功率を高められます!
たとえば、支援内容に社員教育が含まれていれば、初めて導入されるデジタルツールであっても、問題なく利用できる環境を整えられます。
DX導入後も継続的なサポートやメンテナンスを実施してくれる業者を選べば、DXを一過性のもので終わらせず、継続的に取り組んでいけるでしょう。
DX支援サービスの探し方には、以下のような方法があります。
- 直接問い合わせて話を聞く
- レビューや体験談を確認する
- ウェブサイトやSNSを活用する
- 資料請求をして詳細を確認する
しっかりとした情報収集をおこない、自社が求めているサポートを提供してくれる業者を選びましょう。
2. DX化の成功実績がある会社を選ぶ
過去の成功事例や実績に目を向けるのも、DX支援サービスを選ぶうえで大切なポイントです。
成功実績の有無はDX化の成功に必要不可欠である、サポート力や適応力などの高さを証明する一つの指標になるでしょう!
事実、成功事例や実績のある会社を選ぶと、以下のようなメリットを得られます。
- 高い質のサービスを受けられる
- 具体的な成功事例を提供してもらえる
- 成功実績に裏付けられた高い専門性とノウハウがある
- さまざまな課題や状況に対処できる能力・解決策をもっている



成功実績が豊富な会社を選べば、DX化の実現に向けて大きく前進するでしょう!
3. トラブル時のサポート体制・内容を確認する
トラブル発生時のサポート体制・内容の確認は、DX化に安心して取り組むための、必要不可欠な作業といえるでしょう。
技術的な問題や運用上の障害に対しての支援体制が整っている会社を選べば、さまざまな問題に対応できるようになるため、DX化が中断してしまう事態を防げます。
たとえば、以下のような業者であれば、トラブルに対して素早く対処できるため、DX化をスムーズに進められるでしょう。
- 24時間365日のサポート体制がある
- よくあるトラブルと解決策をまとめた資料を提供してくれる



しっかりとした支援体制を整えれば、DX化に不安を抱えている社員も、前向きな気持ちでDXに取り組めるでしょう。
なお「フューチャリスト友村晋のYouTubeチャンネル」では、DXやIoT、AIなどに関する最新情報を発信しています。
変化の激しい現代を生き抜く力を身につけるノウハウもお伝えしているので、ぜひ以下のボタンからチェックしてみてください。
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DX支援の導入に活用できる補助金3選


最後に、DX支援の導入に活用できる補助金を紹介します。
- IT導入補助金
- 事業再構築補助金
- ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金
DX支援サービスの導入をスムーズに進めるための、参考にしてもらえれば幸いです!
1. IT導入補助金
IT導入補助金は、労働生産性の向上を目的に、DXの促進や業務効率化などに向けたITツールの導入を支援する補助金です。



2024年も継続されるとの発表がありました!
IT導入補助金には、通常枠やインボイス枠、複数本社連携IT導入枠などがあり、それぞれ補助額や補助率、対象経費が異なります。
- 生産性向上に役立つITツールの導入費用を支援
- 費用の半分、最大450万円を補助
- クラウド利用料金を最大2年間分補助
- さまざまな業種・組織形態に対応
- 自社の課題にあったソフトウェア、サービスを導入可能
- インボイス制度に対応するITツールの導入費用を支援
- 会計・受発注・決算ソフトの導入費用を支援
- PCやタブレット、販売機等のハードウェア導入費用を支援
- 小規模事業者は最大4/5を補助、中小企業は最大3/4を補助
- 補助下限はなく安価なITツール導入費用も支援
IT導入補助金の詳細や最新情報などについては「サービス等生産性向上IT導入支援事業事務局ポータルサイト」をご確認ください。
2. 事業再構築補助金
コロナの影響で厳しい状況にある中小企業や中堅企業、個人事業主などの事業再構築を支援する補助金です。新規ビジネスの立ち上げや、既存ビジネスの見直しなどをおこなう際の支援をしてくれます。



2024年度の継続可否の情報についてはまだ出ていません(2024年1月時点)。
事業再構築補助金には、成長枠やグリーン成長枠、卒業促進枠などがあり、それぞれ補助額や補助率などが異なります。
- 従業員数20人以下:上限2,000万円
- 従業員21~50人:上限4,000万円
- 従業員数51〜100人:上限5,000万円
- 従業員数101人以上:上限7,000万円
- 補助率:中小企業:最大2/3、中堅企業:最大1/2
- 中小企業(20人以下):上限4,000万円
- 従業員21~50人:上限6,000万円
- 中小企業(51人〜):上限8,000万円
- 中堅企業:上限1億円
- 補助率:中小企業:最大2/3、中堅企業:最大1/2
補助の対象になるのは、機械装置・システム構築費や広告宣伝費・販売促進費(広告作成や媒体掲載等)などです。
事業再構築補助金の必須要件や申請方法などについては「事業再構築補助金事務局HP」をご確認ください。
3. ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金
中小企業や小規模事業者などの新規商品・新サービスの開発や、製造過程における作業負担の軽減などをおこなうための設備投資等を支援する補助金です。



ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金は、2024年も継続されていました!
省力化(オーダーメイド)枠や製品・サービス高付加価値化枠などがあり、それぞれ補助額や補助率などが異なります。
従業員5人以下:最大1,000万円以内
従業員6〜20人:最大2,000万円以内
従業員21〜50人:最大4,000万円以内
従業員100人以上:最大1億円以内
補助率:中小企業:最大1/2以内、小規模企業者・小規模事業者・再生事業者:2/3以内
*以上の内容は大幅賃上げに係る補助上限額引き上げの特例を適用した場合
従業員5人以下:最大850万円以内
従業員6〜20人:最大1,250万円以内
従業員21人以上:最大2,250万円以内
補助率:中小企業:1/2以内、小規模企業者・小規模事業者・再生事業者:2/3
*以上の内容は大幅賃上げに係る補助上限額引き上げの特例を適用した場合
補助の対象になるのは、機械装置・システム構築費や専門家費用、クラウドサービス利用費などです。
ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金の必須要件や申請方法などについては「ものづくり補助金総合サイト」をご確認ください。
ぜひ本記事を参考に、DX化を成功させるキッカケにしていただければ幸いです。
なお、こちらの記事「【徹底攻略】中小企業のDX化の進め方5ステップ!成功へのポイントも紹介」では、DX化によって起こるうれしい変化やDXの進め方について紹介しています。
詳しい内容を知りたい人は、ぜひ参考にしてみてください!


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