日本のコンビニがアマゾンに勝てない!?
アマゾン・ゴーとは?
アマゾンゴーとはアマゾンが運営するコンビニエンスストアのこと。
現在本拠地シアトルを含めに12店舗ある。詳しくは僕のアマゾンゴー訪問記を読んでください。
読者の皆さんは、どうせアマゾンのことだから無人レジなんでしょ?と思うだろうけど、実はこのコンビニはレジさえもない。
入り口でアマゾンアカウントにログインしたスマホを駅の改札のようにかざすだけ。あとは店内で買いたい商品を好きなだけ袋につめる。なんと天井の至る所にある高感度カメラが何をピックアップして袋にいれているか自動で認識する。
あとはそのまま袋をもって出口でまたスマホをかざすだけ。つまり、客は、一見すると万引きしているような動きだけでちゃんとアマゾンのアカウントに請求がくるようになっている。 買い物の手間を究極まで減らした形だ。
2021年までに3000店舗
ジェフベゾスCEOがすごいことを発表した。
セブンイレブンでさえ45年かけて2万店舗なのに、コンビニノウハウなにも持っていないアマゾンが「あと3年で3000店舗も出す」と言うのだ。
時代が違うとは言え、セブンイレブンでも最初の3年は200店舗あまり(昭和51年)。
最初の3年で3000店舗とは正気の沙汰とは思えない。
だがアマゾンのことだから本気でやってくると思う。もちろん日本にも来るだろう。
本当の脅威とは?
アマゾンGOの本当の脅威は実はレジがないことではない。
本当の脅威は「アマゾンGOの近辺の住人が普段からアマゾンで何を買っているか知っている」ということ。
この怖さ、お分かりだろうか?
つまりアマゾンのコンビニは「最初からお客様が買うことが予測できる商品だけ販売する」ことができるのだ。
売れ残りももちろん極限まで減らすことができるので商品ロスがない。 これがAI社会の勝ち方だ。ビッグデータをもっている会社は、より儲かるってこと。
まとめ
アマゾンがついにリアルの世界も飲み込もうと本気で動き出した。
AIを駆使して、売れると分かっているものだけを集めたコンビニエンスストアを2021年までに3000店舗出すそうだ。
AIの力で世の中がどのように変わっていくか?アマゾンの動きを追うことは人工知能社会を知るうえでとても大切なこと。