AI社会は学歴→行動歴の時代
知識はすぐに陳腐化する
AI(人工知能)社会で活躍する人の特徴のひとつとして、行動量が多いということがあげられる。情報は、いまの時代いつでも簡単に手に入る。
が、しかし、情報を発信した人と受け取る人では圧倒的に開きがある。
この事実をしっかりと感じ取らないといけない。
たとえば先日僕は、シアトルのアマゾンゴー(アマゾンの無人コンビニ)に行った体験記を書いた。僕の記事じゃなくても「アマゾンゴー 体験」などでググればいくらでも情報は出てくる。
そこにはアマゾンゴーのシステムは書いてあるし、記事を書いた人の感想も書いてある。 実際に僕もとても便利だったと記事には書いたけど、読者の皆さんは、とても便利という字面だけで、僕がどれほど心からアマゾンゴーに感動したか、もしくは感動しなかったのか、僕が何をどこまで感じたのかを、僕と同じレベルで感じることはできない。
つまり僕が言いたいのは、知識はいくらでも転がっているし、すぐに共有化され陳腐化するが、体験して感じた内容だけは簡単に共有されず、1次ソースとして自分の頭に残るので簡単に陳腐化しない。
人工知性とは言わない
人工知能という言葉はあるが人工知性という言葉はない。知能と知性の違いは何か。それは、一言でいえば正解がある問題を解く能力が知能、正解がない問題に最適解を出す能力が知性。
人間は、知性を磨き続けることが大事。
ネットで知識を貪っていても、知性は身につかない。行動し、実際に体験し、それを人に伝えることで初めて自分の知性となる。 自分の足で時間をかけて行き、体験した内容だからこそ、自分の言葉で人に伝えることができるし、言葉に重みがでる。学歴ではなく、行動歴・経験歴が人間の知性を磨き、その人の発言の重みを変えていく。
まとめ
AI社会で活躍するためには、行動し新しい体験をし続けることが重要である。
テレビやネットに掲載している内容が、本当なのか自分の足で直接行って体験すること。そしてその体験談を不特定多数の人に伝える訓練をすること。
これは人工知能には決してできない人間だけの能力である。そしてその能力はAIの進化よりもはるかに進化速度が速い。