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【トラブル回避】ChatGPT利用で著作権侵害って本当?訴訟事例や3つの対策も伝授

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「ChatGPTを活用してみたいけど著作権の問題が心配」

「実際に著作権侵害の問題は起きているのかな」

「ChatGPTを安心して利用する方法を知りたい」

ChatGPT(チャットGPT)は上手く使うととても便利で、生活の質や仕事の効率を上げてくれます。

一方で著作権の報道が気になり、使用に踏み出せない人も多いのではないでしょうか。

友村 晋

そこで本記事では『2030未来のビジネススキル19』の著者で、未来予測のプロであるフューチャリスト友村晋が以下の内容を解説します!

  • ChatGPT(チャットGPT)のおさらい
  • ChatGPTの著作権は学習データが影響している
  • 【事例】ChatGPTによる著作権侵害の問題
  • 【対策】著作権に注意してChatGPTを活用する3つの方法
  • 著作権と共存してChatGPTの商用利用が広まっている3つの事例

ChatGPTと著作権の関係を理解して、上手に生活や仕事へとりいれていきましょう!

ちなみに、チャットGPTに関する講演会を承っております。これまで自治体や商工会議所などで実施し「これまでの不安が解消した」「チャットGPTは必ず使います」といった声をいただくなど好評です。

ぜひ以下のボタンから詳細を確認してみてください。

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目次

著作権問題で騒がれているChatGPT(チャットGPT)をさらっとおさらい

チャットGPTの使い方を初心者にもわかりやすく解説。チャットGPTとは?その使い方、活用方法は?「GPT-4」とは【openAIのChatGPTとBard】AIが世界を変える?

ChatGPTはアメリカのOpenAI社が2022年11月にリリースした対話型の文章生成AIです。

身近なものだとSiriやアレクサのようなチャットボットと似ていますが、ChatGPTは要約やアイディア出し、プログラムの生成などさまざまな活用ができる点で別格です。

また、ChatGPTには無料版と有料版(月額20ドル、約2,700円)があり、生成スピードや正確さなど機能面で差異があります。

Webの他、アプリでも使用可能で、その注目度合いはリリースから100万ユーザー獲得までの期間が物語っています。

サービス100万人ユーザー獲得までの期間
チャットGPT5日
Instagram2か月
Spotify5か月
Facebook10ヵ月
Netflix3年半
100万ユーザー獲得までの期間

注目度が高く利用者が多いため、上手く活用する人もいれば著作権の問題を訴える人も出ているのが現状です。

ChatGPTで作ったコンテンツの著作権は利用者に譲渡される【注意点あり】

ChatGPTの開発元であるOpenAI社は規約さえ守っていれば、生成されたもの(コンテンツ)は当事者が著作権を得るものと発表しています。

しかし、ここは注意が必要で、生成されたコンテンツ自体が著作権を侵害しているかどうかは自己責任で判断が必要となります。

そもそもChatGPTの仕組みは、膨大なネット上のデータを機械学習して文章を生成する仕組みです。学習内容には著作物も含まれている可能性は十分にあります。

このシステムを理解している人であれば、自分と似たような文章が作られたり、学習に使われることに対して著作権侵害を訴えるのも無理はないのかもしれません。

参考:OpenAI「Terms of use」

【事例】ChatGPTによる著作権侵害の問題

ここではChatGPTの著作権侵害が関わっている問題を事例つきで紹介していきます!

1.国が危険と判断して使用の禁止を決断

2.アメリカの著名作家たちによる集団訴訟

3.大手新聞社の多額な損失

ちなみに企業向けのChatGPTサービスでは、訴訟の弁護費用をOpenAI社が負担すると発表しています。自信と覚悟がうかがえるのも注目すべきポイントです!

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1.国が危険と判断して使用の禁止を決断

イタリアではChatGPTのデータ利用の透明性やプライバシー侵害を懸念して使用を一時禁止としました。国民がだれもアクセスできない状況となったため、とても注目が集まった事例です。

また、データ利用やプライバシー侵害だけでなく、ChatGPTの登録時に年齢確認がないといった管理体制にも疑問をもっていたようです。

友村 晋

今となっては、OpenAI社が個人情報や年齢確認の仕組みを改善して、イタリアでの使用基準を満たしました!

その結果、使用禁止が解除され、スムーズな対応により問題は一段落しています。

参考:イタリアのChatGPT一時禁止、欧州で規制広がる予兆か

2.アメリカの著名作家たちによる集団訴訟

アメリカでは「スパイダーマン2」の脚本の原稿を手がけた作家などがOpenAI社を訴えました。

彼らいわく自身の作品を参考に文章が生成された結果、著作権が侵害されたという主張です。

友村 晋

実際にChatGPTはネット上の膨大なデータを学習して文章が作られるため、このように言われてしまうのも無理はないでしょう。

また、生成された文章で多額の利益を得ているのではという見解もあり、今回の集団訴訟に発展した事例となります。

ChatGPTから出力されたものと著作物との類似性は、利用者側が責任をもってチェックする必要があります。

参考:著名SF作家らがまたもOpenAIを提訴、ChatGPTの著作権侵害で

3.大手新聞社の多額な損失

アメリカの大手新聞社であるニューヨークタイムズは、ChatGPT開発元のOpenAI社と出資しているMicrosoft(マイクロソフト)を訴えました。

主張は自社の記事がChatGPTに許可なく学習され、著作権を侵害されたというものです。

その結果、多額の損失がでているということで2社を訴えるという事例となりました。

開発しているOpenAI社としては、生成される文章の精度を上げていく必要があるため、このあたりは各社せめぎ合いの状態となっています。

友村 晋

こういった大きな訴訟は、ChatGPTの今後にも関わってくるため今後の動向には注目しておきましょう!

参考:米 NYタイムズ 著作権侵害でオープンAIとマイクロソフトを提訴

なお「業務にChatGPTを取り入れていきたい」「でも使いこなせるか不安」といった人にむけて、ビジネスや教育現場でChatGPTを活用していくための講演も承っております。

気になる方は、ぜひ以下のボタンから詳細を確認してみてください!

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【対策】著作権に注意してChatGPTを活用する3つの方法

毎日のようにメディアで取り上げられているChatGPT。著作権への対策を理解すれば、誰もが気持ちよく使えるはずです。

1.そもそも著作物を入力しない

2.出来上がった文章に似たものがないか確認する

3.オープンAI社の利用規約をチェックする

これらの対策を意識して、適切にChatGPTを活用していきましょう!

それぞれ順番に解説していきますね。

1.そもそも著作物を入力しない

まず気をつけたいのは著作物の取り扱いです。

ChatGPTはネット上にあるデータだけでなく、質問に入力した内容も学習して文章の生成に役立てます。

そのため著作物を打ち込むことによって類似性の高いコンテンツが生成されてしまい、著作権を侵害してしまう可能性が非常に高まります。

友村 晋

意図的に著作物に似たものを作ろうとする意思も見えるため、悪質とみなされてしまうでしょう。

通常利用においては、学習データがOpenAI社のサーバーに記録されることも考慮すると、著作物の入力は避けるべきですね。

2.出来上がった文章に似たものがないか確認する

生成された文章などのコンテンツに、著作物と似た内容が含まれる可能性はおおいにあります

基本的に生成された文章は利用者のものとなりますが、著作権に違反していないかの確認は利用者側に責任があります。

そのため、コピペチェックツールを使って予防するのが得策です。

友村 晋

目視での確認は時間がかかりすぎるので、ツールの力も借りましょう!

具体的には、こぴらんCopyContentDetectorといったサイトで確認できます。

「生成された文章は自分のものだから問題ない」と過信せず、著作権を侵害しないように徹底することが大切です。

また、ファクトチェックも忘れずにおこなってくださいね。

3.OpenAI社の利用規約をチェックする

利用規約は定期的に更新されているため、私たちも確認が必要です。

これから著作権関係の規約が変わる可能性は十分考えられますし、生成物の商用利用や料金形態が変更になることもあるでしょう。

規約は英文ですが、ChatGPTに翻訳してもらえばおおまかな内容は理解できます。

友村 晋

知らぬ間に規約に反することがないよう、定期的なチェックを心がけましょう!

著作権と共存してChatGPTの商用利用が広まっている3つの事例

鳥取県はチャットGPTを禁止!?チャットgptで仕事を作る人、奪われる人!ChatGPTが変える働き方、一番良い使い方は?

ChatGPTは著作権問題が騒がれながらも、世間では商用利用がすすんでいます。

1.ChatGPTを利用した小説が文学賞に入選

2.ChatGPTを駆使して芥川賞を受賞

3.ChatGPTを自社製品と融合

ここでは3つの事例を紹介していきます!

ビジネスでの活用アイデアは、関連動画「鳥取県はチャットGPTを禁止!?チャットgptで仕事を作る人、奪われる人!ChatGPTが変える働き方、一番良い使い方は?」でも詳しく解説しています。ぜひチェックしてみてくださいね!

1.ChatGPTを利用した小説が文学賞に入選

「葦沢かもめ」(あしざわかもめ)のペンネームで活動する男性の「あなたはそこにいますか?」という作品がAI活用作品としては日本初の賞を受賞しました。

普段からデータ分析の仕事が得意なようで、ChatGPTを有効活用。3週間ほどで100作品も作り上げたというのは驚きです。

友村 晋

これを皮切りに、ChatGPTを活用する作家は増えるだろうという事例となりました!

参考:チャットGPTは「サイボーグ」 AI利用小説が文学賞に入選

2.ChatGPTを駆使して芥川賞を受賞

九段理江さんの「東京都同情塔」という作品がChatGPTを活用して芥川賞に選出されたのは、メディアにもよく取り上げられました。

5%はChatGPTの文章そのままということで、文章の美しさなども評価対象の芥川賞にも、一部とはいえ認められたクオリティということになります。

このように、文章を得意とする人たちにも急速に普及しています。

友村 晋

名誉ある賞を受賞した作家が公表したことにより、さらに活用する人が増えると予測できる事例です!

参考:AIが”生んだ”芥川賞「東京都同情塔」誕生秘話を作家が明かす

3.ChatGPTを自社製品と融合

ChatGPTは企業でも導入が進んでいます。

たとえば、進研ゼミで有名なBenesse(ベネッセ)は自由研究の手助けとなるシステムにChatGPTを活用。

友村 晋

「自由研究おたすけAI」と名付けられたサービスは、リリース後に8割を超えるユーザーから高評価を得たようです!

このように、ChatGPTを上手く活用すれば顧客満足度や企業価値は上がっていくでしょう。むしろ使っていかない企業は、取り残されていってしまうのかもしれません。

参考:注目の生成AIを自社プロダクトに導入 子どもの期待に技術で応え続ける

本記事の内容を参考に、著作権に注意してChatGPTを生活や仕事にぜひ取り入れてみてください!

なお、これからくるAI社会をかしこく生き抜いていくための最新情報は「フューチャリスト友村晋のYouTubeチャンネル」で発信していきます。

定期的に更新していくので、ぜひ以下のボタンからチャンネル登録して見逃さないようにしてくださいね。

また、最新AIの話題について「社員にも講演や研修をしてほしい!」という方は、以下から出張講演も承っていますので、お気軽に問い合わせください!

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友村晋
広島弁フューチャリスト
ともむら しん|ビジネス系YouTuber登録者14.9万人超え|最新AIの講演を全国各地で実施中|「自分の力でお金を稼ぐ!」をメインテーマに2030年のテクノロジーの未来予測と準備すべきことをYouTubeとVoicyで発信|GAFAM等を訪問した経験から、AI社会でたくましく生き抜く子供やビジネスマンに向けて持論を展開|「仕事」「子育て・教育」「生き方」に絞って話をします!



【著書】2030未来のビジネススキル19


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